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メニエール病

メニエール病はめまいの中でも有名な病気で、一般的には耳が詰まったような違和感や耳鳴り、聴力の低下などが突然現れ、その後めまいが生じます。
めまいは30分から数時間続くことが多く、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
また、メニエール病は一旦症状が治まったとしても再発しやすいことが特徴のひとつです。発症当初、聴力は低い音のみ聞こえにくくなりますが、再発を繰り返していくうちに症状は悪化していき、進行すると高い音も聞き取りにくくなります。

【原因】

耳の一番奥にある内耳には、聞こえの機能に関係する蝸牛と、平衡機能に関係する三半規管・耳石器があり、リンパ液で満たされています。通常は一定に保たれているリンパ液が過剰にたまる“内リンパ水腫”によって内耳がむくみ、耳鳴りや難聴、めまいが起こると考えられています。しかしなぜ内リンパ液が増えるのかまでは分かっていません。この内リンパ水腫はストレスによって悪化すると言われており、睡眠不足や過労などが影響するとも言われています。

              

 

 

 

 


【治療】

日々の生活で「ストレスを避ける」「質の良い睡眠を十分とる」「アルコールを控える」「水分をしっかり摂る」「有酸素運動をする」などを意識していただくと自然と改善することが多いのですが、それでも改善しない場合は、薬による治療が行われます。血流を改善する薬やめまいを軽くする抗めまい薬、内リンパ水腫を軽減する利尿剤、漢方薬、時にステロイド薬が使用されます。 内服加療でも改善しない場合は、中耳加圧法という治療が適応です。(2018年より保険適応)また、あまりにも頻繁に起こって仕事ができないような時や、難聴の進行が早い時など薬で防げない時には手術が行われることもあります。

 

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