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アレルギー性鼻炎・花粉症

アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎は、花粉、ハウスダスト、ダニ、動物の毛・ふけ、カビなどの環境アレルゲンと呼ばれる空中を浮遊する小さな粒子が鼻の粘膜と接触することによって引き起こされます。その中で、花粉によってもたらされるアレルギー性鼻炎の事を花粉症と呼びます。
小児期~若年成人期に発症することが多く、日本では2人に1人がアレルギー性鼻炎を患っています。2歳未満の子供がアレルギー性鼻炎を発症することはほとんどありませんでしたが、最近では幼少期から発症する子供が増えてきています。その原因として、細菌に触れる機会が極端に減少したこと、食生活、抗生剤の使用などの関与が指摘されています。

アレルギー性鼻炎の症状

水っぽい鼻汁
鼻のかゆみ
水っぽい後鼻漏
目のかゆみ、充血
目の周りのかゆみ
のどのかゆみ

耳のかゆみ

アレルギー性鼻炎の診断

アレルギー性鼻炎の診断は、症状、所見、血液検査などから総合的に判断します。

 

アレルギー性鼻炎の治療

アレルギー症状を抑えるには、原因となるアレルゲンとなるべく接さないことが重要です。ご自身でできる対策は、こちらを参考にしてみてください。
アレルギー症状を抑える治療として、抗アレルギー剤や点鼻薬などが用いられます。アレルギー症状がひどい場合は、内服ステロイド剤を用いることもあります。
根本的な体質改善を目的として、舌下免疫療法という治療があります。ダニ、スギの2種類に対して治療が可能です。早い人で半年程度で効果が見られますが、効果を持続させるためには3年~5年程度続けることが必要になります。詳しくはこちらを参考にしてください。
保存的治療にて症状が改善しない場合は、手術的加療の適応になります。

また、アレルギー性鼻炎の方は副鼻腔炎を併発することがよくあります。鼻汁が粘っこくなってきた、鼻汁が黄色くなってきた、黄色い痰が出るようになった、などは副鼻腔炎の併発を疑います。その場合、副鼻腔炎の治療も同時に行っていく必要があります。

鼻閉に対し市販の血管収縮剤を含んだ点鼻薬を使用される方も多いかと思いますが、これらの点鼻薬を使い続けることにより「リバウンド」(効果が切れた時に以前よりも鼻閉が強くなってしまうこと)や「耐性」(効果持続時間が短くなること)が生じてしまうことがありますのでご注意ください。

 

 

花粉症のお話(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会HP)

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